加齢黄斑変性とは
加齢黄斑変性は年を重ねると発症する可能性がある病気です。

加齢黄斑変性の主な症状などを動画でご紹介しています。

滲出型加齢黄斑変性とは

滲出型加齢黄斑変性(しんしゅつがたかれいおうはんへんせい)では、脈絡膜(みゃくらくまく)から網膜に向かって、新生血管(しんせいけっかん)という正常とは違う血管が生えてきます。この血管はもろく破れやすいため、出血したり、血液中の水分(滲出液)がもれたりしやすく、黄斑部の網膜の下にたまってしまいます。そのため、視野の中心にある「見たいもの」が見えにくくなってしまいます。

正常な状態 正常な状態と滲出型加齢黄斑変性の比較図
滲出型加齢黄斑変性 正常な状態と滲出型加齢黄斑変性の比較図

日本における加齢黄斑変性

50歳以上の約1.2%(80人に1人)にみられ、年を重ねるごとに多くなります。また、患者数も年々増える傾向にあります。諸外国に比べ、日本人では、男性に多いことが特徴です。これは高齢者における、男性の喫煙率が高いことが影響していると考えられています。

■ 1998年と2007年の調査による9年間の加齢黄斑変性の発症率 1998年と2007年の調査による9年間の加齢黄斑変性の発症率の図
Yasuda M et al.:Ophthalmology 2009;116:2135-40より改変

加齢黄斑変性になりやすい人

加齢黄斑変性は年を重ねると誰にでも発症する可能性がありますが、発症のリスクを高めるのは、加齢だけでなく、喫煙や太陽光なども関係していると報告されています。これらのリスクを高める要因を避けることは、加齢黄斑変性の発症を予防し、進行を遅らせると考えられています。

危険因子 危険因子 喫煙 太陽光 加齢 高脂肪食 肥満 抗酸化物質の摂取不足
加齢 高脂肪食 肥満
抗酸化物質の摂取不足

監修 日本大学医学部 視覚科学系 眼科学分野
 名誉教授 湯澤美都子先生