血糖管理と眼科受診

血糖管理目標

よりよい血糖コントロールは、糖尿病の治療だけではなく、合併症を遠ざけるためにも大切です。
HbA1cは7.0%未満をめざしましょう。
長期にわたって血糖コントロール不良であった場合には、急激な血糖値の低下により、網膜症が悪化する場合があるので、眼科医と相談しながら、よりよい血糖コントロールをめざしましょう。

■ 血糖コントロール目標 血糖コントロール目標

治療目標は年齢、罹病期間、臓器障害、低血糖の危険性、サポート体制などを考慮して個別に設定する。

注1)適切な食事療法や運動療法だけで達成可能な場合、または薬物療法中でも低血糖などの副作用なく達成可能な場合の目標とする。
注2)合併症予防の観点からHbA1cの目標値を7%未満とする、対応する血糖値としては、空腹時血糖値130mg/dL未満、食後2時間血糖値180mg/dL未満をおおよその目安とする。
注3)低血糖などの副作用、その他の理由で治療の強化が難しい場合の目標とする。
注4)いずれも成人に対しての目標値であり、また妊娠例は除くものとする。

日本糖尿病学会編・著:糖尿病治療ガイド2016 -2017,P27,文光堂,2016

血圧管理目標

血圧のコントロールも糖尿病合併症の発症・進行に有用です。
収縮期血圧130mmHg未満、拡張期血圧80mmHg未満をめざしましょう。

糖尿病網膜症の病期に応じた推奨眼科検診頻度

糖尿病網膜症の初期は、自覚症状がほとんどないことも少なくありません。早期発見は早期治療に繋がります。主治医の指示に従って、定期的な眼科の診察を受けましょう。

■受診間隔の目安

網膜症なし・・・6~12ヵ月に1回
単純網膜症・・・3~6ヵ月に1回
増殖前網膜症・・・1~2ヵ月に1回
増殖網膜症・・・2週間~1ヵ月に1回

日本糖尿病学会編・著:糖尿病治療ガイド2016-2017,P80,文光堂,2016

受診間隔の目安

糖尿病眼手帳

日本糖尿病眼学会から、無料で「糖尿病眼手帳」が発行されています。
糖尿病網膜症についての解説のほか、眼科や内科の診療内容や検査結果を記入することもできます。

糖尿病眼手帳

糖尿病眼手帳のサンプル

監修 名古屋大学大学院医学系研究科
眼科学・感覚器障害制御学教室
教授 寺﨑 浩子 先生