ケース3 退職後に襲われた視力低下
失明の不安は消えて趣味三昧に(治療~現在)

注射による治療で経過は良好

目に注射を打つという恐怖は、とても強かったのですが、失明の不安には替えられませんでした。
最初の治療の時は、前日からとても緊張しましたが、注射針を刺す痛みは想像していたよりはずっと軽く、少し拍子抜けしました。
注射後も、当日だけ眼帯を付ければよく、翌日からの日常生活にも支障はありませんでした。
まあ、とはいっても、毎回、眼球に注射を打たれる瞬間の緊張は消えませんでしたね。

薬剤の変更もしながら2年ほど注射を続けた頃には、眼球内の水たまりが治まったとのことで、その後は、もう注射をしなくても良いことになりました。
高価な注射なので、続けなくてもいいというのは、とてもありがたいことです。

その後も、病気の進行が抑えられているのはうれしいのですが、左目だけだと、相変わらず物が歪んで見えます。
また、視野の中心には、ごくわずかですが、全く見えない部分もあります。
全く元通りとはいかないようですが“経過良好”と判断し、残された視力を保つことが大事なのだと、自分に言い聞かせています。

片目ずつのチェックを怠らず

画像左目の病気で、左右の視力のバランスが少し崩れてしまったので、少し目が疲れます。
パソコンやテレビの画面を長時間見た後には、点眼薬を使用していますが、日常生活に支障が生じるようなことはありません。
病気が分かる前と、全く同じ生活ができています。
家族や知人には、加齢黄斑変性にかかったことは伝えてありますが、普通の生活ができているので、特にそのことを意識させることもないので、気が楽です。

ただし、左目は病状が進行していないか、右目も病気になっていないだろうかと、片目ずつ物を見るチェックは、しょっちゅう行っています。
今かかっている医師の技術を深く信頼しているので、何か異常を感じたらすぐに相談するつもりです。

目とは直接関係ありませんが、年齢からくる足腰や体力の衰えを補うため、朝のテレビ体操10分、自転車漕ぎ15分を欠かさず行っています。
また、夏場は庭の植物やミニ菜園の手入れ、冬場は除雪作業など積極的に外に出て、積極的に体を動かすよう心掛けています。
菜園で採れた野菜は家族にも好評ですし、たっぷり使った3食の食事を楽しみにしています。
バランスの良い食事、規則正しい生活は、目にも体にも良いだろうと思っています。